ドメーヌ・クヘイジのワイン造り。

醸し人九平次はドメーヌ・クヘイジとして、2016年からブルゴーニュでワイン造りをおこなっています。
日本酒屋が、なぜわざわざフランスまで行きワイン造りをするのか?
革新的な発見は、その分野に長らくいる者より、 他分野から参入した者が、さらっと引き起こすことが多いと言います。
同じ業界の中で、凝り固まったまま頭を悩ませていても、革新を生み出すことはできません。
革新は常に境界で生まれます。 違う分野との境界を越え、知識、経験のミックスを起こす。 それは、私たちにしかできません。

ブドウも、米も、その土地の土壌、気候が大きな違い、個性をもたらします。 その土地にふさわしい品種を選び、栽培方法を選択する。
ブルゴーニュは、モレ・サン・ドニに醸造所を構えられたことは、 幸運がもたらしてくれた縁による偶然です。

しかし多様なミクロ・クリマが存在するこの地域でワイン造りすることは、必然でもあるのです。

共鳴。

ワインの使命は、人と人をつなぐことです。
食事に寄り添い、その場の雰囲気を盛り上げる、 その時間、その出会いをより価値あるものにするために。
香りも味わいも、すべてはそのためです。 記憶を呼び覚まし、インスピレーションを与え、思考・感情の結晶化を促す。
そんな、人と人の共鳴を生み出すワインでありたいと思います。