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衰退 1980年〜

衰退する日本酒

日本酒業界に身を置く者として日本酒を眺めますと、1980年をピークとして業界全体は右肩に下がはじめ、
その消費量は前年比90%で推移、今やピーク時と比べると3分の一の日本酒消費量となりました。そして全
アルコール飲料の一割にも満たない7%と落ち込んでおり、急速に「日本酒離れ」が進んでいることが一目瞭然となっています。

「相撲」の国技と同じく、「国酒」と呼んで頂ているにも係わらずの惨憺たる状況。
また20代、30代の新しい日本酒ファンが育っていないのも現実。


この状況は、私を含め利己的な業界の怠惰の積重ねに、お客様がそっぽを向き、シグナルを出してくれていることに他なりません。

日本の高度成長に浮かれ、「お客様の声」と、「米の息吹」に耳を傾けることを忘れてしまった事への警告なのだと受け止めています。

過去の呪縛・業界内の常識を打破し、21世紀型の新たなユーザー目線となることを願って止まず、再構築に邁進して参ります。
 

再生 1997年

昭和の高度成長期。
弊社も利己的な、安価機械的大量生産の仕事をしておりました。
それを切り替え、手造り農家的な仕事に戻し、日本酒の中に置いて光の射す、吟醸と言う分野にて負の脱却を目指しました。
そして「醸し人九平次」は、生まれました。

脱却 2002年

高度成長下の生産性・合理性の追求からなる、負の遺産、安価商品群からの脱却を、お客様のご支援により吟醸・大吟醸酒しか造らない蔵に。

挑戦 2006年

フランスへの挑戦

この時期から、皆さんに「日本酒に振り向いてもらいたい」 「日本酒って捨てた物ではないでしょ!」
と証明したい、再認識してもらいたいと考えるように至ります。
そのために「何か出来る事はないか?」 の思案が始まりました。そんな時パリでご縁を頂くのです。

「あなたは、大きな会社じゃないでしょ?お酒から判るよ。なぜなら手造りの味がするよ。ワインも最終的にはこういう品を、選んでいるよ。」そう評価してもらえました。

それは私にとって、最高の褒め言葉でした。
なぜなら大量機械的酒造りからの脱却が、海を越えてご理解頂けたからです。

同じ醸造酒です。この感覚で飲んで頂けるのなら、この地でも受け入れて頂けるのではないか?
またこの国でトライし、認知して頂くことが出来たなら「日本の皆様に振り向いてもらえるのではないか?」
そう思えたことがきっかけで、フランスへの挑戦が始まりました。

本当に良いものならば「国境・文化・ジャンル」は越えられるという信念の基、この活動は継続しております。

創造

新しい日本酒の創造


消費量の下落は21世紀を生きる皆様にとって日本酒という大きな括りが、
「魅力のある品」 「価値のある品」ではない結果と、正面から真摯に受け止めております。



「日本酒に21世紀型の新しい光を当ててやりたい。」

「日本酒を新しいステージに立たせてやりたい。」

「日本酒の新たな価値を創造し、それを押し上げる品でありたい。」

そんな「志」を商品を通して具現化する。
つまり 「真摯に中身の進化に尽力する。」 それが私共の使命です。

農家 2010年

新しい日本酒の創造


兵庫県西脇市黒田庄町にて米を育てております。シーズン中は弊社スタッフ2名が黒田庄に移り住み、
山田錦を自家栽培しております。(責任担当・金子)

業界では、「米を作るのは農家さんの仕事。」

「それを買い上げ日本酒にするのは私達の仕事。」

両者には何処かに隔たりが。
お客様目線では、その隔たりは必要ない筈です。ですから、米を育てます。

そして「田を知らずして、SAKEを語って良いものか?」との自問もございました。
米を育てる事により日本酒造りに落とし込める事。
例えばビンテージ・テロワールなど、田に入らずしては、得られない感覚を吸収しております。

米からSAKEへ。この流れを皆様に感じて頂きたく、2011年には、自社栽培米のみで醸した「黒田庄に生まれて、」を商品化。そして2013年には黒田庄地区での我々の真剣さを認めて頂き、田を譲り受ける打診を頂いており、(今までは借り田でした)自他共に農家を今後も目指して行き、それを日本酒に落とし込んで参ります。

「米を育てる事からの日本酒造り。」 そこに21世紀の使命を感じております。

純米吟醸 黒田庄に生まれて、 商品詳細

米作りチーム Facebook

研修 2013年

新しい日本酒の創造


弊社スタッフを2013年9月25日に「フランスへ長期の研修に出しました。」
このアクションは使命感から突き動かされての事です。
このアクションが日本酒に化学反応を起こさす、第一歩になればと考えてのことです。

どのジャンルの品も全ては「人間が感じ・考え・アクション」を起こして今日に至ると考えます。
日本酒の造り手である男がフランスにて、とことんベッタリ溶け込む事により、
日本人との感覚のMIXが起こると考えております。
身に付く、その新たな感覚にて日本酒を造れば、必ず日本酒に化学変化が起こり、日本酒の新たな局面・進化が起こる、起こさす事を今回のフランス研修の第一目標と考えております。

フランス日記 Facebook

自社田 2015年

新しい日本酒の創造

ご縁を頂き圃場を取得。
それに伴い、農業法人アグリ九平治を設立。
近未来の日本酒屋・日本酒のあるべき姿が、このアクションの延長にあると信じております。

小さな小さな面積からのスタートですが、我々にとっては、大きな1歩と眺めております。
6年目の黒田庄にて。(取得面積・約1000坪)





化学反応 2015年

新しい日本酒の創造



進化を加速させるもの、それは異文化のMIXです。

私たちは、常に日本酒を進化させたいという思いを胸に秘めています。

そのために出来ることとの一つとして、
自らワインを造るということも、構想として描いていました。



この年縁あって、フランス、ブルゴーニュ地方、モレ・サン・ドニ村で醸造所を取得。

ワインにも日本酒にも、まだまだ進化の可能性が残されています。

探求 2016年 10月

新しい日本酒の創造


「黒田庄に生まれて、」をはじめとする弊社の品をご購入いただき誠にありがとうございます。

その積み木を、この度「田んぼ」に、投資させて頂く判断をさせて頂きました事を、
ここに、ご報告させて頂きます。

これも、一重に皆様の日頃のご愛顧の支えがあっての事と改めまして御礼申し上げます。

2016年10月、ご縁を頂き「黒田庄門柳地区」にて田んぼを3枚購入することになりました。

これで、自社所有の田は約1haになります。
田んぼを所有することで「土作り」や、「まだまだヤレない事」にチャレンジすることができます。

そしてこの投資を皆様に還元出来るように、山田錦栽培・酒造りに、より一層、精進致します。

このアクションの先には、必ず、皆様に「もっと大きな利」を、
商品を通してお返しできると、信じております。


前進 2016年 11月

新しい日本酒の創造


足掛け4年。
2015年ブルゴーニュ・モレサンドニに居を構え、
2016年ワイン醸造・初トライができました事をここにご報告させて頂きます。

このMIXの先に日本酒・ワイン、双方の未来がまっていると信じています。

土着 2017年 7月

土着


この度、モレサンドニにて2,5haの畑を取得する運びとなりました事を
ここにご報告させて頂きます。

ワインへのアタックは「土着」を目指しております。
「土着を目指す」とは、畑を、自社にて所有し、アタックを掛ける事を意味しております。 
造り手としてフランスの畑も所有しないと見えて来ない事が大半と、
所有して初めて出来る事がほとんどと考えております。

初収穫 2017年 9月7日


2013年に日本酒とワインのMIXを求め、一人でブルゴーニュに渡った伊藤が、
2017年、自社畑からの収穫・醸造に辿り着きました。感慨深い物がございます。

このアクションの先に必ず、日本酒・ワイン双方の新たな未来が待っていると信じています。
「何故なら同じ醸造酒だから、、、」