お酒の温度

日本酒はその温度によって香り、味わいが大きく変わります。

一般的に低い温度ほど酸が立ち、フレッシュに感じます。そして温度が上がるにつれ、甘みが増しまろやかになります。
また揮発性も増すため、複雑な香りを感じ取ることができます。

醸し人九平次では12℃程からお飲み頂くことをお勧めしております。
食事の間を通して徐々に温度が上がりますが、その間のお酒の変化もお楽しみ頂けます。

もちろん日本酒は自由な飲み物です。お酒の個性、季節、体調、食事との相性でお好きな温度でお楽しみ頂いて構いません。
暑い日には、少し冷やして酸やミネラルを強調し、フレッシュなテイストで楽しむのもいいでしょう。
また、温度でお酒の甘みを調整し、お料理の甘さとあわせると非常に相性がよくなります。

ただ、冷やしすぎた日本酒からは、香りも味も感じ取ることができなくなります。
冷蔵庫が普及しているため、つい冷やしすぎてしまいますが、せっかくの味わいを楽しみきれません。
冷やしすぎにはご注意ください。

開栓からの変化

日本酒は栓を開け、空気と触れ合うことでも変化します。一杯のグラスの中でも変わりますし、瓶の中でも変わります。

最初口にした時、イメージと違った場合は少し待ってみるのもいいかもしれません。
空気と触れ合い、開くことで、その本領が発揮されることがままあります。

また日本酒は栓を開けてから、直ぐに劣化するものではありません。開栓から一週間たってからのほうが美味しかったということもあります。

醸し人九平次は栓が閉じられた状態で熟成し、お客様のもとへ届けられます。
しかし栓が開かれてからも、新たな熟成をするのです。

栓が開けられてからの熟成は、お客様が自由に楽しむことが出来る熟成です。
時間と共に変化するお酒の姿を是非、お試しください。

酒器

酒器は、お酒と食事を楽しむうえで重要な役割を果たします。
その選択を誤ると、すべてを台無しにしかねません。

日本酒を飲むグラスには様々なものがありますが、醸し人九平次をたのしむのには、ワイングラスをおすすめしています。それは日本酒が持つ要素をより多く、わかりやすく感じ取れるためです。

またグラスの形状、大きさ、厚さによっても香り、味わいが違ってきます。
例えばグラスの縁の径は、舌の上を通るお酒の幅をコントロールします。
舌は各部分で感じる味が違うため、どの部分を通るかで大きく味の感じ方が違ってきます。

香りについては言うまでもなく、より多くの香りを包んで届けてくれます。
はじめて日本酒をワイングラスで飲まれる方は、きっと驚かれるでしょう。

いずれにしても酒器の特性をいかし、お酒の個性を引き出せれば、
ワクワクする食事となるのは間違いありません。

グラス選びにも正解はありません。 色々な酒器をお試し頂くのもお酒の楽しみです。